コラム/ columns

鼠径ヘルニア手術後の性行為について

2019/10/17

鼠径ヘルニアの手術後の性行為についてご質問をいただくことがあります。
確かに、デリケートな問題だと思います。

結論から申し上げますと、手術を受けてから何日後ならいい、ということであまり神経質になる必要はありません。
ご自身が苦痛を感じずに、楽しく行為に及べるようであれば、いつ始めていただいても問題はありません。

ただし、痛みの感じ方・期間は人それぞれなので、男性女性とも、快適に始められる時期には個人差があります。

例えば、男性であれば手術後早期に射精をしてしまうと射精時に痛みが出るという報告もあります。
また、体位を変える際に腹圧がかかり、そこで痛みが出るということもありえます。

ですので、当院の案内では、手術が終了してから2週間というようにご案内をしていますが、ご本人が問題なくできそうだということであれば、時期を早めていただく分には構いません。
また、時期を早めて万が一、苦痛が生じた場合も、それが原因で手術の出来栄えが長期的に悪くなってしまうということにはつながりませんので、その点はご安心いただければと思います。

当院で手術を申し込まれた患者さまに関しては、電話あるいは診察でもこの件について深くご質問にお答えすることは可能です。
特に男性の患者さまが、女性の看護師に質問されるのは敷居の高いことだと思いますので、院長に直接聞いていただいて構いません。

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■文責
医療法人社団博施会理事長 大橋 直樹
(日本外科学会認定外科専門医)

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〇当院の鼠径ヘルニア日帰り手術に関してマンガを作成いたしましたので、是非こちらもご覧ください!!

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