コラム/ columns

胆石症手術の入院と日帰り手術について

2021/06/29

胆石による痛みは右の上腹部(あるい季肋部という部位)に発生します。
胆石があるなら、必ず痛くなるというものではありません。
一生のうちに一度も痛くならずに天寿を全うする人もいます。

「では手術が必要なタイミングはいつなのか?」

何回痛くなったら手術を受けるべきかについては見解次第ですが、胆石症あるいは胆嚢炎の根治は手術が必要です。
特に次のような方には手術が必要であると当院では考えております。

  • 急性胆嚢炎あるいは胆石発作を繰り返す場合
  • 胆嚢がんの可能性がある場合
  • 右肩こりや右背部鈍痛、脂っこい食事の後に腹部に不快感がある場合

 

東京外科クリニックで行う胆石症手術について

胆石を含む胆嚢ごと摘出するのが標準手術であり、胆石だけを取り除くのは常識的ではありません。
当院は腹腔鏡によりキズが小さく痛みが少ない手術が可能です。
(日本内視鏡外科学会技術認定医が全例執刀します)

東京外科クリニックの実績上、炎症を伴わない胆石については大概が日帰りで可能です。
炎症を伴ったことがあるもの、つまり胆嚢炎があったものは慎重に日帰り手術を検討します。
炎症の程度によっては入院をお勧めすることもあります。

ひとたび入院を指示されると5日前後の入院となる病院が多いため、まずはご自身が日帰りの適応なのか当院にご相談されるとよいと思います。
術前の検査結果など総合的に判断し、患者さまにあった治療を提案します。

 

——————————————————–

■文責
医療法人社団博施会理事長 大橋 直樹
(日本外科学会認定外科専門医)

〇当院のご紹介・院長あいさつはこちら

 

関連コラム