コラム/ columns
本稿執筆現在、初診のほとんどは院長大橋が行っています。
毎日多くの患者さまがご来院くださいますので、効率と満足が両立されるように努めています。
医師の大きな役目は、鼠径ヘルニアの診断が間違いないか、まず確認することです。
診察室に入るや否や診察というのは、お会いしたばかりで恐縮ではあるのですが、実際に拝見しないとお話が先に進められないのでご了承ください。
大概は見て触るだけで鼠径ヘルニアは確定診断がつきます。
診断が確定すれば、患者さまは手術を申し込むことができます。受付の者が予定表を確認しながら、手術日のご希望を伺います。
手術前の検査はこの日のうちに院内で行うことができます(CTを撮る必要がある場合は近所の検査センターに紹介しますがほとんどの患者さんは院内検査のみで済みます)
質問があればよく教育されたスタッフがお答えし、医学的に高度な質問は医師が対応します。
看護師は手術当日までの準備や食事制限などの注意事項を説明します。
説明の一部には案内動画が用いられます。
医師からは重要事項の確認が行われます。
重要事項とは、以下の4点です。
- 日帰りであること。
- 腹腔鏡手術であること。
- 手術中は完全に眠るいわゆる全身麻酔であること。
- 成人は日本ヘルニア学会のガイドラインに基づきメッシュというインプラントが使用されること。
ほとんどの患者さまはこれら4点にあてはまり、これらが最善の医療と当院は考えています。
何らかの事情ではずれてしまうことがあれば説明することにしています。
初めての手術に心配されることも多いと思いますが、どうしても知っておいていただきたい重要なことはこの通り限られています。
ですので、ご案内に従って安心して治療に臨んでいただけましたら幸いです。
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■文責
医療法人社団博施会理事長 大橋 直樹
(日本外科学会認定外科専門医)
〇当院の鼠径ヘルニア日帰り手術に関してマンガを作成いたしましたので、是非こちらもご覧ください!!